ファクタリングは、仕組みや注意点を正しく理解する必要があります。

ファクタリングに潜むリスク

リスクと金貨

ファクタリングは、赤字決算や税金滞納など財務状況が悪い会社でも利用できる資金調達法として中小企業からの需要を高めています。
しかし、融資・ビジネスローンの利息に比べて手数料が高く、取引先とトラブルになるリスクが潜んでいるので注意しましょう。
ファクタリングを検討している経営者の方は、ここで紹介する注意点を認識しておくようにしてください。

 

期間が短いほど高コスト

ファクタリングは売掛債権の買取日と入金日の関係で手数料の決まらない契約が主流です。
たとえば手数料10%だった場合、翌月に入金予定がある売掛サイト1ヶ月の債権をファクタリングすると、年利換算で120%相当の手数料になってしまいます。

 

一方で建設業など売掛サイトが長い業種の場合も、基本的に期間に関係なく1つの売掛債権を10%で買取してもらえます。
6ヶ月後に入金予定がある売掛債権を10%の手数料で対応してもらえれば、年利換算で20%程度の手数料で収まります。
資金調達コストで見た場合は、売掛サイトが長い取引先がある状況ほど有利になることを覚えておきましょう。

 

繰り返し利用するリスク

ファクタリングは融資や販売ではないので分割の概念がありません。
将来入金する予定の売掛金を前借りするようなお金の流れになり、本来の入金日に再び資金難に陥る可能性があります。

 

毎月繰り返しファクタリングを利用すると、年間で払う手数料が1ヶ月の売上相当額以上になる恐れがあるので注意しましょう。
なるべく早いタイミングでファクタリングから脱却できる計画性を持って、利用するようにしてください。

 

売上低迷など経営難のなかでファクタリングを繰り返さないと資金が回らない状況に陥ると、利益が圧迫されて経営を立て直すのが困難な状況へ悪化してしまいます。

 

ファクタリングの条件を確認

条件を確認する男性の手

ファクタリングは売掛先に通知をする3社間と売掛先に内緒で利用できる2社間があり、3社間の方が手数料が安いです。

 

このほか、売掛先が大企業・公的保険など滞りなく支払いがある可能性が高い場合は手数料を優遇されます。

 

まずはファクタリングの契約方式と売掛先の信頼性で手数料が変わることを覚えておきましょう。
ファクタリングを検討する際に忘れてはいけないのが、初期費用と掛け目です。
ファクタリング業者によっては契約事務手数料・債権譲渡登記手数料などの名目で高額な初期費用がかかります。

 

また、売掛金に対して買取額は80%前後の買い目になる条件が相場です。
仮に100万円の売掛債権を手数料10%でファクタリングする条件だったとしても、新規契約は掛け目と初期費用で入金額は6~7割に減ってしまいます。
初期費用と掛け目の仕組みを理解した上で、売却する売掛債権を選定しましょう。

 

3社間ファクタリングのリスク

3社間ファクタリングは手数料の安いメリットがありますが、売掛先への打診によって信用を失うリスクがあります。
国内ではファクタリングに対するネガティブなイメージが強いので、不安がある際は2社間ファクタリングを検討してください。

 

また、ファクタリング業者によっては売掛先への債権譲渡通知を内容証明郵便で行います。
口頭で承諾を得ても、売掛先へ内容証明郵便が届いてクレームの入る事例があります。
3社間ファクタリングは手続きの流れを理解し、売掛先へ丁寧に説明しないといけません。

 

まずはファクタリング業者に相談して、売掛先への打診方法や説明内容のアドバイスを求めるとよいでしょう。

TOPへ