銀行融資をきちんと理解し、悪い結果にならないように気をつけましょう。

銀行融資にもリスクはある

資金調達のデメリット

銀行融資は会社が行う資金調達法の中でも低金利かつ健全な手段です。
しかし、銀行融資ならではのリスクも存在するので、常に悪い状況へ追い込まれる状況を想定しておきましょう。

 

審査に問題なく通る場合や、長年の付き合いがある銀行でも銀行融資一本で資金調達を検討するのは危険です。
必要に応じて銀行融資以外の資金調達法を併用するとよいでしょう。
銀行融資のリスク・デメリットをまとめました。

 

審査に時間がかかる

銀行融資の大きなデメリットが審査に時間のかかることです。
銀行融資は保証付き融資・プロパー融資など複数の種類がありますが、基本的に直近2~3期分の決算による過去の実績と、滞りなく返済できる将来性の双方が審査されます。

 

状況に応じて決算書類・納税証明書・事業計画書など幅広い提出書類を求められ、審査に2週間以上待たされることもあります。
まとまった資金調達では手間をかけてでも低金利の銀行融資を利用するメリットがありますが、銀行融資の危険な部分は審査に待たされた結果、融資を受けられない。もしくは厳しい条件が付く恐れがあることです。

 

審査に少しでも不安要素がある場合は、希望条件で融資を受けられなくても対処できる計画を持って銀行へ相談するようにしてください。

 

資金調達が遅れるデメリット

会社経営は期日通りに支払いを行う信用が重要です。
銀行融資の審査が遅れる理由で、取引先や従業員の信用を失ってしまうことがあるので注意しましょう。

 

たった1日でも支払いが遅れただけで、次の取引を見送られることや従業員が不安を抱いて退職するケースがあります。
必要な支払いの期日が近い時は、申込をする前に期日と審査の確実性を銀行の担当者へ確認するようにしてください。

 

少しでも不安があれば、ビジネスローン(商工ローン)など高金利だけどスピーディーかつ確実性のある資金調達法で対処した方がいいこともあります。
銀行は支払い期日を迫られている会社の都合を理解しているので、期日が迫っている場合でも事情を素直に伝えた上で一度相談してみてください。

 

メインバンクとのトラブルが増加

銀行融資は取引実績を積んでいくと、緊急時のスピード融資や返済プランの変更など柔軟な対応をしてもらえるメリットがあります。
これまでの付き合いを重視してメインバンクからの銀行融資を多用する老舗企業が多いですが、昨今は長い付き合いがあるメインバンクとのトラブル事例が増加しています。

 

メインバンクとのトラブルは、柔軟な審査・借入の拒否や返済困難になった際の猶予延長の拒否が多いです。
特に、完済しない段階で追加融資を繰り返しているケースや、状況に応じて借入契約の組み替えで対処してきた企業への貸し剥がしが増えています。

 

昨今は長期化する超低金利時代の影響で銀行の収益性が悪化しています。
さらに新型コロナウイルスの影響で貸し倒れを起こす事例が増加しているため、銀行は従来以上にシビアな対応をするように変化しました。

 

現在、問題なく銀行から融資を受けている会社も、いつ貸し剥がしをされても対処できるように早めの対策を練っておいてください。
特に他の銀行では融資を受けられない状況で、過去の取引実績を理由にメインバンクだけ対応してもらえる状況は危険性が高いです。

 

低コストではないケースも

低金利で資金調達をする

銀行融資は大きく分けて保証付融資と銀行が直接貸付するプロパー融資の2種類があり、保証付融資の金利は4~9%が相場です。
上限9%であれば民間の貸金業者より低金利になることが多いですが、銀行融資では契約時に事務手数料・印紙代などの初期費用を取られることがあります。

 

長期的な返済計画であれば初期費用は微々たるものですが、短期的な借入で銀行融資を利用すると、他の資金調達法と変わらないコストになることがあります。
短期融資を希望する際は、初期費用を含めた総コストで他の資金調達法と比較するようにしましょう。

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